チェルシーは22日、プレミアリーグ最終節エヴァートン戦(0-1)の数時間後、カルロ・アンチェロッティ監督の解任を公式サイトで発表した。

アンチェロッティ監督は2009年に3年契約でチェルシーの指揮官に就任。初年度から内容と結果を両立させた見事なサッカーで、プレミアリーグとFAカップの二冠を達成。しかし、今季は序盤戦で圧倒的なパフォーマンスを見せたものの、11月に入ると失速。冬に英国史上最高額の移籍金でリヴァプールから獲得したフェルナンド・トーレスもなかなかチームにフィットせず、優勝したマンUと勝ち点9差の2位でシーズンを終えていた。

なお、現地のブックメーカーは早くも「チェルシーの次期監督」のオッズを発表。

1番人気(4倍)は先日ポルトでヨーロッパリーグを制した、33歳のアンドレ・ヴィラス=ボアス監督。ポルトからチェルシーという、「スペシャル・ワン」ことジョゼ・モウリーニョが辿った道をなぞるストーリーが、彼の“後継者”と呼ばれる男のチェルシー行きを強く連想させる要因の一つだろう。

2番人気(5倍)は現トルコ代表監督のフース・ヒディンク。2008-09シーズンにロシア代表との兼任ながら“ブルーズ”の指揮を執り、現在もアドバイザーとしてアブラモヴィッチ・オーナーと直接関わる立場にいることから有力な候補となっている。

同じく5倍のオッズがつけられたのが、オランダ代表やアヤックスの監督を務め、現在はフリーのマルコ・ファン・バステン。オランダでは、「ヒディンクがファン・バステンの監督就任をアブラモヴィッチ・オーナーに助言した」と報道されている。

彼ら3人に続くのは、現トッテナム監督のハリー・レドナップ(7倍)。以下ペップ・グアルディオラ、フランク・ライカールト、ディディエ・デシャンなどの名前が挙がっている。また、ファンの間ではあるがジャンフランコ・ゾラの帰還を望む声もあるようだ。

(筆:Qoly編集部 O)

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