2011年6月22日(火) - リライアント・スタジアム(テキサス)
Honduras
0
0-0
0-2
2
Mexico




得点者
93'
99'
アルド・デ・ニグリス
ハビエル・エルナンデス

延長戦0-2でメキシコが決勝進出

延長戦の末、ホンジュラスを退けたメキシコが3大会連続の決勝進出を決めた。

序盤はメキシコがいつも通りボールを保持する展開となるが、ホンジュラスは中盤から後ろが連動し、確実にスペースを密閉してメキシコの攻撃を吸収。メキシコがやや疲れを見せてからは攻撃に転じられるようになるが、守備を意識した布陣でゴールが遠い。見応え十分、だが互いに決定機を与えない試合は我慢比べとなり、延長戦へ突入。するとようやく均衡が崩れる。今大会、チームのスーパーサブとして貴重なゴールを決めていたアルド・デ・ニグリスがコーナーキックからヘディングで合わせ、メキシコが先制。更にホンジュラスの反撃態勢も束の間、再びコーナーキックから“チチャリート”・エルナンデスの大会7点目となるゴールで突き放すと、コスタリカ戦に続く延長戦で体力的な限界を迎えていたホンジュラスは集中力途切れ、勝負は決した。

ルイス・フェルナンド・スアレス監督(ホンジュラス)

「我々は試合のなかで重要なこと、興味深いことをしたと思う。しかし延長戦に入り、90分の間には保てていた焦点を失った。そして彼ら(メキシコ)に先制点を与えたことでチームは変化しなければならず、相手に更なる利点を与えることになった」

この2試合、グループリーグからは見違えるような組織力を見せ、パラシオス、フィゲロア、イサギーレといった海外組を欠きながらベストメンバーに近いメキシコと互角に渡り合ったホンジュラス。就任から短期間でここまでチームを成熟させたスアレス監督の手腕はさすがである。ゴールに繋げるプロセスに関して課題を残したものの、ワールドカップ予選へ向けて良い準備となったことは間違いない。

病気のオソリオ、そしてドーピング問題で5人が離脱し、2試合目から17人、それも先発はほぼ固定メンバーで戦ってきたメキシコ。この試合はさすがにやや疲れが見られたが、辛抱強く戦い勝利を手繰り寄せた。25日(日本時間26日)に大会連覇を懸け、ライバルのアメリカと激突する。

(筆:Qoly編集部 H)

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