現地時間6日に行われたメキシコ2部リーグの第14節トロス・ネサvsセラヤ戦で、ある日本人選手が先制ゴールを決めた。
見事なダイビングヘッド(0:00~1:18)
ゴールを決めたのは小野悠斗。そう、彼は現在、横浜F・マリノスで10番を背負う18歳、小野裕二の実のお兄さんである。
1991年生まれの小野悠斗は現在20歳。1歳年下の弟と同じくマリノスユースで育ったもののトップ昇格ならず、2010年、彼は海外に活路を求めた。そしてオランダ1部NECのテストに合格するが、クラブの財政難と外国人の最低保障年俸が高額であったことなどを理由に契約は見送られてしまう。それでも7月、ドイツでのテストを経て果敢にメキシコへ渡った彼はネカクサ(当時1部)のU-20チームと契約にこぎつけ、チームの主力として32試合に出場。同シーズン、ネカクサのトップチームが2部に降格したことでU-20チームが解散となったため、11/12シーズンより2部に昇格したセラヤへ移籍(ネカクサからのレンタル)した。そして今年8月に念願のプロデビューを果たすと、9月にはプロ3戦目にして初ゴールを記録している。
左利きのテクニックに優れたMF。FKも一級品(0:00~0:35)
7日の試合は小野悠斗のプロ2ゴール目となる先制点も実らず、チームは1-3で敗戦。その結果、セラヤはこの前期シーズンのリギージャ(決勝トーナメント)進出がなくなってしまったが、小野悠斗にとっては確かな1歩を踏み出したシーズンとなっている。いつの日か兄弟揃って日本代表へ・・・そんな時が来るかもしれない。
(筆:Qoly編集部 H)