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本日より開幕の『FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011』に北中米カリブ海代表として出場するメキシコのモンテレイ。今日行われた開幕戦で柏レイソルがオークランド・シティを下し、11日の準々決勝は柏レイソルvsモンテレイの対戦となりました。俄然、モンテレイへの注目が集まるところですが、今回、そのモンテレイに在住する鬼(@nabetaku_mty)様がご自身のブログ『鬼のメキシコ、モンテレイ絵日記』で掲載している選手紹介をQolyで転載させていただけることになりました。

第9回はメキシコ代表に定着、とまでは行きませんが、今年のゴールドカップでは4ゴールを決めているストライカー、アルド・デ・ニグリスです。実兄アントニオも有名な選手でしたが、2009年11月、残念ながら心臓発作により31歳の若さで亡くなってしまいました。

(筆:Qoly編集部 H)

9 アルド・デ・ニグリス
Jesus Aldo De Nigris Guajardo
国籍 メキシコ
生年月日 1983年7月22日
身長/体重 182cm / 86kg
利き足  右 

ポストプレーに長け、ボールの落下地点を予測し、ポジションをとるのが非常にうまい選手。ボールのコースがずれ、トラップできないにしろ、体のどっかにボールをあてるので、相手チームにやすやすとボールが渡らないので、チームにとってはプレッシャーをかける時間が稼ぐことができる。GKオロスコからアルドへのすばやいパスはモンテレイの攻撃パターンのひとつ。

大事な場面で得点をとってる気もするのですが、FWだからといって、アルドにあんまし、得点期待してもダメです(笑)。あくまで攻撃の組み立ての場面で力を発揮する選手(笑)。

彼が神のように得点を重ねたのは、元モンテレイの選手でもあった兄、トーニョが心臓発作で死んだあとのリギージャ。あのリギージャでのアルドのプレーは伝説。ただ、最近はメキシコ代表にも選ばれ、自信をつけたのか、おい、アルド!そんなテクニカルなプレーできるのか!?と驚くようなドリブルやトラップを見せてくれます。昔はなんかプレーがぎこちなかったですが、ポストプレーもほんと成長しました。

今シーズンは怪我のため4試合しかプレーできていません。大会までに体調万全になってもらえればいいのですが・・・。とにも、かくにもあのアルドがメキシコ代表まで駆け上がったのは感慨深いです。最近でこそ、いろんな選手が私の顔を覚えてくれましたが、アルドは昔から練習場でも、スタジアムでも、アウェーのスタジアムでも私の顔を見つけると手を振ってくれるとってもいいヤツです(笑)。メキシコ代表の選手からアミーゴなんていわれると、照れちゃう~(笑)。

彼もとても明るい選手でいっつも冗談ばっかり言っています。先日もアルドにサインもらいながら話してるところを地元のマスコミに「モンテレイに住んでるの?」と聞かれてたら、「うん、ずっとモンテレイに住んでて、Rayados(モンテレイの愛称)でサッカー選手してます」って彼が私の代わりに答えて、ボケてました。その後、そばにいたチョリーの家族に無理矢理、マイケル・ジャクソンのものまねさせたり(笑)。彼、かなり照れて、恥ずかしがりながらやってましたが、めっちゃくちゃうまくてびっくり!!きっと彼のものまねがうまいのを知ってて、みんなの前で披露させてあげたんでしょうね。

一緒にボール蹴ってるのは彼のお子さん。とってもおしゃべりで明るいかわいい男の子。昔、スタジアムで会ったときに、アジア系の外国人がめずらしかったのか、めちゃくちゃ質問攻めにあいました。

今シーズンはずっと怪我で最後のほうはほとんどプレーできませんでした。リハビリが終わって、プレーできるようになっていましたが、12月3日の紅白戦ではサブ組でした。今大会はサブでスタートかも。。。

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筆者名
プロフィール 2008年よりモンテレイ在住。モンテレイのシーズンチケットホルダー4年目。ホームだけでなく、アウェーの試合も追っかけ、U20の試合も観戦。自称モンテレイの試合を日本一観戦している男です。 mty ladron de mi cerebro
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