今年3月に行われたEURO予選対リトアニア戦でスペイン代表のFWフェルナンド・ジョレンテがひとりだけW杯優勝を表す星のないユニフォームを着用していたことは当サイトでもお伝えした。
その“星”をネタにした?支援キャンペーンに関する会見がビルバオで行われ、スペインサッカー連盟のホルヘ・ペレス氏とともにスペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテが出席した。
こちらは、キャンペーンCM
この夏、インドを訪れたジョレンテはデリーにあるスラム街に暮らす6歳の少女Aartiに“星”を届けた。(あの試合で“星”がなかったのは彼女に渡すためというお話)
4人兄妹の末っ子であるAartiはわずか4平米の家で両親とともに暮らしている。この地域では妊婦の約8割が自力出産するそうで、女性に対し教育や健康管理において差別的な部分が残るインドでは20秒に1人の子供が亡くなっているといわれていることもあり、新生児の扱いは重要課題となっている。
また、世界全体でみても肺炎や感染症によって毎年約760万人の5歳未満の子供たちが亡くなってということで、'Dona tu estrella'(Donate your star) と名づけられた今回のキャンペーンでは乳幼児死亡率(5歳までの子供が死亡する確率を表す数字)を下げるための支援活動を行っていく。さらに、今回のキャンペーンの顔であるAartiの教師になるという夢もサポートするそうで、乳幼児に限らず子供たちを支援することになりそうだ。
実際にスラムの家々を訪ね歩きそこでの暮らしを目の当たりにしたジョレンテは
「スラム街での生活を見聞きしてショックを受けました。その光景はいまも目に焼き付いて、今回の経験を忘れることはないでしょう」
「援助が足りていないことに気が付きました。健康管理は子供たちが生きていくうえで欠かせないものです」
「困難を抱えている子供たちに何かできることはないかといつも考えていました。子供たちを救う(今回のキャンペーンに)携わることができるのは本当に幸運です」
「インドへの旅は自分の人生において最も重要な体験で・・・深く心を揺さぶられました。今回の試みで(困難を抱えている)子供たちを助けることができれば幸いです」
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(筆:Qoly編集部 I)