名古屋グランパス 2 - 2 城南一和
ケネディ(PK)
金崎
58'
73'
47'
90+4'
エヴェルチーニョ
エヴェルチーニョ
Nagoya Grampus, Seongnam Ilhwa

ホームに城南一和を迎えた名古屋グランパス。後半開始直後に先制されるも逆転し勝利が目前であったが、終了まで後ワンプレーというところで失点。目惜しくも勝ち点2を取り逃す結果となった。

名古屋は昨年から引き続きウイングの守備意識の低さからサイドが弱く、城南の攻めに苦戦。ウイングが外で待っていればそこに長いボールが入ってきて一対一に持ち込まれる。ウイングが中に絞ってくれば外にスペースを空けざるを得なくなり、ホン・チョルやパク・チンボがフリーで上がってくる。

攻撃面と球際の争いでは戦えてはいたが、戦術上で優勢とは言い難かった。そして47分、大きなミスから失点。ロングボールを阿部がクリアし損ねたところをエヴェルチーニョに奪われ、あっさりとゴールに決められてしまった。

しかしこの失点後、城南のサイドバックが上がってこなくなり攻撃が中央に偏るようになると、名古屋にやりやすさが出てきた。58分に藤本のフィードから玉田が裏に飛び出すと、ユン・ヨンソンに倒されてPKを獲得し同点に追いつく。さらに73分には逆転。カウンターから増川のパスを受けたケネディがさらに前線へ展開。玉田が飛び出してヒールで流し、サポートに来た金崎がシュート。ネットを揺らした。

ストイコヴィッチ監督は守りきるため、サイドの守備を堅くするためにダニエルを投入して3バックに変更。押し込まれながらも人数をかけて弾き返し、カウンターを狙った。しかしここで追加点を得られなかったことは高くついた。

迎えたロスタイム3分過ぎ。阿部のヘディングでのクリアボールをヨヴァンチッチに拾われてクロスを許すと、中央で待っていたエヴェルチーニョがオーバーヘッドキック。これがゴール右隅に吸い込まれ、直後に試合終了の笛が鳴った。

ブリーラム・ユナイテッド 3 - 2 柏レイソル
ジラワット
ジャディゲロフ
ジラワット
10'
39'
76'
55'
64'

田中
酒井

Buriram United, Kashiwa Reysol

クラブ史上初のアジアの舞台に望む柏レイソル。初戦はアウェーに乗り込んでタイのチャンピオン、ブリーラム・ユナイテッドと対戦したが、まさかの3失点を喫し、格下相手に敗北。苦いスタートとなった。

ブリーラムは非常に組織されたチームであった。サイドハーフの守備意識は高く、戻りが速い。トップのスチャオが動いて攪乱すると、ペナルティエリアにジャディゲロフかジラワットが必ず入ってくる。チームとしての完成度は高かった。

放り込みには逃げず、ショートパス中心でありながらも狭い展開だけで詰まることはなく、ショート、ショートと繋いだら必ずミドルパスやサイドチェンジ。クローズ、オープンの使い分けが適切で、アドリブに頼らない論理的な崩しの約束事があった。

柏レイソルはなかなかペースを握れず、しかも前半に2失点を喫してしまう。10分に速いリスタートから隙を作り、ジラワットに先制点を許す。39分にも茨田の小さなクリアを拾われた後、ジャディゲロフに逆サイドのゴール右上隅に飛び込む見事なコントロールショットを決められ、ビハインドは2点に。

後半は中盤をダイヤモンド型に組み替え、レアンドロ・ドミンゲスの周りに人を増やすと同時にサイドバックの攻撃参加を促し、反撃。55分にはレアンドロ・ドミンゲスのスルーパスから右サイドをリカルド・ロボが破ってクロス、田中が合わせて1点を返す。さらに64分にはフリーキックから酒井のヘディングが決まり、同点に追いつくことに成功する。

ところが76分、再び失点を喫してしまう。アピチェットからの中央へのパスからジラワットとアチンポンがワンツーを仕掛けてきた。守備は全く対応できず中央を破られ、完璧に崩されてジラワットに3点目を許した。

(筆:Qoly編集部 K)

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