先日行われたアジアチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1節で鮮烈な活躍を見せた元スペイン代表MFフランシスコ・ジェステ。1月にオリンピアコスからバニ・ヤスに加入すると、衰えを感じさせないパフォーマンスでチームを牽引している。

ジェステは昨シーズン、アル・ワスルに所属。シーズンを通して9ゴールをあげる活躍を見せており、リーグで最も印象的な選手と評価を受けていた。もし今季もアル・ワスルに残っていれば、マリアーノ・ドンダ、ファン・マヌエル・オリベラと強力な攻撃陣を構成しただろう。しかしジェステはシーズン終了後、契約は更新されず退団していった。

この退団についてはクラブでも混乱があったようだ。

今季アル・ワスルの監督を務めているディエゴ・マラドーナ氏は、先月「私がここに来たとき、クラブから彼が今年のチームの一員ではないと聞いた。会う機会はなかった」と発言していたが、スポーツ・デイリー紙のインタビューでそれを翻した。

「私はマルワン・ビン・バヤト会長に“もし彼を残したいならばそうする”と言われたが、私は『いや、特に必要じゃない』と答えたよ。彼を残そうと思ったら簡単だったがね。しかしジェステは、高品質のプレーヤーじゃない。高コストなだけだ」

「彼の品質を否定するわけではないが、彼はスーパーマーケットに向かっているような男にしか見えん時がある。そんなタイプの選手は、私のチームでは居場所がない」

ザ・ナショナル紙のアハメド・リズヴィ記者は、「ジェステのプレーを見ている人は、きっとこのマラドーナの発言は間違いだと思うだろうな」と記事にコメントを加えている。

(筆:Qoly編集部 K)

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