柏レイソル 0 - 0 广州恒大
Kashiwa Reysol, Guangzhou E

ホームに中国王者広州恒大を迎えた柏レイソル。高価な外国人選手を中心にしながらもラフプレーが少なく安定した相手に苦しめられたものの、なんとかスコアレスドローに持ち込んだ。

序盤から相手の外国人の力は脅威となった。強さがあるクレオはハイボールをほとんど味方に繋ぎ、積極的にシュートに持ち込んでくる。コンカはボールを持てばほとんど奪われず、精度の高いパスを出してくる。ムリキは比較的どうにかなったものの、その分フィジカルで押してくるガオ・リンの突破が効いていた。

ただ救いとなったのは彼らのサイド攻撃に威力がなかったことだ。外をやられることはあったが、そこから細かく繋いでくることも、精度の高いクロスがたくさん入ってくることもなかった。そのため中央の守りが引き延ばされることがなく、最後まで体が張れる状況が続けられた。

前半の中盤から後半の頭にかけては、プレッシャーをかけることで広州の前線に入るボールを少なくして押し返す時間を作ることが出来たが、その時間に得点は奪えず。

逆に55分あたりからは絶体絶命のピンチが続いたが、ディフェンスの好プレーで何とかゴールを守り切った。

北京国安 1 - 1 FC東京
ワン・シャオロン(PK)
10'
44'
長谷川アーリアジャスール
Beijing Guoan, FC Tokyo

敵地北京のスタジアムに乗り込んだFC東京。満員の観衆に後押しされた激しいプレー、厳しい判定、怪我人の続出、そしてハードスケジュールから来る疲弊に悩んだが、何とか勝ち点1をものにすることが出来た。

試合開始直後から展開は苦しいものだった。わずか6分でカルジェロヴィッチの飛び出しに対応した加賀が太ももを痛め、プレー続行が不可能となる。さらにその交代を待っている間に、ロングボールに飛び出したワン・チャンキンに高橋が手を伸ばしてマークしたところ、これをPKと判定されて早くもビハインドを背負う。

その後も北京のハードなタックルにより中盤で縦パスを潰され、それなりにポゼッションは取れても危険な位置に全く入り込めず手詰まりな状態となってしまう。

しかし前半終了間際に値千金の同点ゴールを奪取。あまりチャンスのない中からスローインを基点に押し込み波状攻撃。右からのパスを石川が中央に絞って受けて繋ぎ、バイタルエリアに上がってきた長谷川アーリアジャスールがシュート。これが決まって試合を振り出しに戻した。

後半は途中までは東京のプレスが効いてペースを掴んだが、65分を過ぎると運動量ががたっと落ちた。セカンドボールを全く拾えず、一対一の対応にも鈍さが表れ、中盤が間延びし前線も孤立。こうして最後は難しい展開となったが、北京のプレーの雑さに助けられて何とか耐えきった。

(筆:Qoly編集部 K)

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