ポゼッション志向で生まれ変わったアッズーリ

2010年ワールドカップで失態を演じたアッズーリは、EURO2012へ向けチェーザレ・プランデッリに再建を託し新たな戦いをスタートさせた。新指揮官はチームにポゼッションサッカーを浸透させ、それと同時に若い力の導入を推し進めた。この試みにより生まれ変わったアッズーリは、今予選を8勝2分0敗で楽々と突破。20得点2失点という数字も、このチームが攻撃に偏重しバランスを欠いたスタイルでは無いことを示している。

鍵は中盤の出来とスーペル・マリオの爆発力

現代表のストロングポイントと言えるのは中盤で、その中でもキープレーヤーとなっているピルロは、非常に良い状況で本大会を迎えられるはずだ。今シーズン新天地に選んだユヴェントスでMVP級のパフォーマンスを見せスクデットを獲得。落ち目と見られていたレジスタは完全復活した。またピルロの復調と共に、今季ワンランクスケールアップしたマルキージオの存在も大きい。受け手としての才能を開花させたマルキージオは、クラブで築き上げたピルロとの阿吽の呼吸を代表でも見せてくれるに違いない。そしてやはり、忘れてはいけないのが"スーペル・マリオ"ことマリオ・バロテッリ。彼がその類稀な才能を自制心を持って発揮することが出来れば、現実的な目標のベスト4以上を狙う事も可能だろう。

尚、5月29日に発表されたEURO本大会へ向けた登録メンバー23選手は以下の通り。前日に発表されていた候補選手25名から外れたのは、DFラノッキアとFWデストロとなった。

#名前所属クラブ生年月日身長/体重
GK
1 ジャンルイジ・ブッフォン
(Gianluigi Buffon)
ユヴェントス 1978/01/28 191/83
12 サルヴァトーレ・シリグ
(Salvatore Sirigu)
パリ・サンジェルマン
(FRA)
1985/09/20 191/84
14 モルガン・デ・サンクティス
(Morgan De Sanctis)
ナポリ 1977/03/26 190/86
DF
2 クリスティアン・マッジョ
(Christian Maggio)
ナポリ 1982/02/11 184/79
3 ジョルジョ・キエッリーニ
(Giorgio Chiellini)
ユヴェントス 1984/08/14 186/76
4 アンジェロ・オグボンナ
( Angelo Obinze Ogbonna)
トリノ 1988/5/23 189/86
6 フェデリコ・バルザレッティ
(Federico Balzaretti)
パレルモ 1981/12/06 178/70
7 イニャーツィオ・アバーテ
(Ignazio Abate)
ミラン 1986/11/12 180/73
15 アンドレア・バルザーリ
(Andrea Barzagli)
ユヴェントス 1981/05/08 186/79
19 レオナルド・ボヌッチ
(Leonardo Bonucci)
ユヴェントス 1987/05/01 190/82
MF
5 ティアゴ・モッタ
(Thiago Motta)
パリ・サンジェルマン
(FRA)
1982/08/28 187/83
8 クラウディオ・マルキージオ
(Claudio Marchisio)
ユヴェントス 1986/01/19 179/76
13 エマヌエレ・ジャッケリーニ
(Emanuele Giaccherini)
ユヴェントス 1985/05/05 167/60
16 ダニエレ・デ・ロッシ
(Daniele De Rossi)
ローマ 1983/07/24 184/83
18 リッカルド・モントリーヴォ
(Riccardo Montolivo)
フィオレンティーナ 1985/01/18 181/76
21 アンドレア・ピルロ
(Andrea Pirlo)
ユヴェントス 1979/05/19 177/68
22 アレッサンドロ・ディアマンティ
( Alessandro Diamanti)
ボローニャ 1983/5/2 180/75
23 アントニオ・ノチェリーノ
(Antonio Nocerino)
ミラン 1985/04/09 175/75
FW
9 マリオ・バロテッリ
(Mario Barwuah Balotelli)
マンチェスター・シティ
(ENG)
1990/08/12 189/88
10 アントニオ・カッサーノ
(Antonio Cassano)
ミラン 1982/07/12 175/73
11 アントニオ・ディ・ナターレ
(Antonio Di Natale)
ウディネーゼ 1977/10/13 170/70
17 ファビオ・ボリーニ
(Fabio Borini)
ローマ 1991/03/29 180/73
20 セバスティアン・ジョヴィンコ
(Sebastian Giovinco)
パルマ 1987/01/26 164/62

フォーメーション

(筆:Qoly編集部 Y)

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