モンペリエ、念願のリーグ初優勝
5月20日、フランス1部・リーグアンの11/12シーズン最終節が開催された。勝ち点79で首位に立っていたモンペリエが、降格が決定しているオセールを1-2で破り、優勝を決めた。モンペリエはクラブ創設以来初のリーグ制覇となる。
プレッシャーからか動きが堅かったモンペリエは、20分にコーナーキックから失点してしまう悪い立ち上がりとなった。しかし、32分にスレイマヌ・キャマラの飛び出しからの折り返しをジョン・ウタカが決めて同点に。
ハーフタイム明けにはオセールサポーターがピッチに大量のトイレットペーパーとテニスボールを投げ入れたことで試合が止まった。さらに試合時間が70分が過ぎたところでも爆竹、発煙筒が投げ込まれて再びの中断となる。
集中力の維持が難しい展開となったが、再開されてから数分でモンペリエは決勝点を奪取する。途中出場のデルニスが蹴った右CKから、クリアボールを拾ったジョン・ウタカが切り返してコースを空けシュート。試合を決める2点目をあげた。
同時刻に行われていた試合で、勝ち点76で2位に付けていたパリ・サンジェルマンも、ロリアンに先制点を許しつつも2点を取り返して逆転勝利を飾っていた。しかしモンペリエが勝利したことにより、順位をひっくり返すことはできなかった。
一方8チームに降格の可能性が残る大混戦となった残留争いでは、ブレスト、ニース、ソショー、アジャクシオ、ヴァランシエンヌの5チームが意地を見せて勝利を収めた。逆に、ヴァランシエンヌとの直接対決に負けたカーンと、レンヌに5-0で大敗したディジョンがそれぞれ18、19位となり、降格が決定した。
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(筆:Qoly編集部 K)