Japan
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2
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1-2
1-1 |
3
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Egypt
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宇佐美 宇佐美 |
41' 48' |
得点者
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31' 36' 72' |
アハメド・エイド モフセン ソリマン |
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2日前、オランダに勝利するという大きな結果を残した日本代表。しかし最後の大事なエジプト戦で2-3と競り負け、1勝2敗で大会を去ることとなった。
試合の入り方は悪くはなかった。前線のプレスでボールを奪う場面があり、酒井、指宿、高木と鮮やかにボールが繋がってゴールに迫った。しかしここで大きなチャンスを2回逃したのは高くついた。
エジプトが落ち着きを取り戻してくると、彼らの攻撃を止められなくなった。前回のレポートでも書いたとおり、トップ下に入っているへシャム・モハメドはこのチームの攻撃の生命線。中央とサイドを行き来しながらボールを収め、特に右で早いパス回しの基点となるへシャムは日本にとって脅威となった。
また彼を止めようとすればボールを持てるシェハブ・エルディンのマークが外れる。前にボールが収まるとエジプトはラインを上げることが出来、そうなれば彼らは慣れたもので、インターセプトで日本の前線を抑えつつ中盤を支配した。
逆にラインが下がって中盤の守備が破綻した日本は厳しい展開になっていく。30分にはへシャム・モハメドからのクロスでマークが外れたマグディのシュートを許し、何とか止めたものの安藤のキャッチがバックパスを手で触ったと判定されて間接フリーキックに。アハメド・エイドにこれを決められて失点する。
その6分後にもホッサム・ハッサンのフリーキックが壁に当たって弾かれたところでへシャム・モハメドのクロスを許し、DFがお見合いしたところをモフセンに体で押し込まれてしまう。
後半はワントップに投入された大津が下がったり開いたり飛び出したりでマークを外して基点となり、それをベースにして押し上げに成功。
41分には大津のパスを宇佐美がミドルシュートに持ち込み1点を返す。48分にもセットプレーの流れから斉藤のクロスを宇佐美が決めて同点に持ち込んだ。
しかし更なる追加点を決めることが出来ず、72分に大津が厳しいファウルの判定でフリーキックを与えてしまうと、ファティのクロスをフリーになったソリマンにヘディングで決められてしまう。
セットプレーから3つの失点を喫し、日本は決勝トーナメント進出を賭けた大事な試合を落とす結果となった。
(筆:Qoly編集部 K)