先週、デポルティボ・ラ・コルーニャが1シーズンでの1部復帰を決めたスペイン2部リーガ・アデランテ。

1部自動昇格の残り1枠を懸けて、この日2位セルタと3位バジャドリーがそれぞれ最終節に臨んだ。 両者の勝ち点差は2ポイントあり、バジャドリーは勝利が必須となるなか、両チームとも同点で前半を終了。

迎えた後半、下位グアダラハラ相手に手こずり焦るバジャドリーはDFファニートがあっさり相手FWにかわされ失点。 まさかのリードを奪われると、さらにフリーキックを直接決められ、2点のビハインドを負う苦しい展開に。

一方、5位コルドバ相手にスコアレスが続いたセルタだったが、バジャドリーの窮地を知るや、スタジアム内のサポーターが行進を開始。 ムニシパル・デ・バライドスは早くも1部昇格を祝うお祭りムードに包まれると、ピッチ上の選手たちは得点を奪う意志を放棄したかのように、ボール回しに終始した。試合が終わる前から、ベンチに下がったイアゴ・アスパスが観客に手を振ったり、GKジョエルを中心にベンチはバカ騒ぎ。 結局、両試合ともそのままスコアは動かず、試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、セルタイレブンは1部昇格の喜びを爆発させた。

2006-07シーズン以来の1部復帰となったことで、1部では実に6シーズンぶりとなるガリシア・ダービーが来季実現することになる。(今季のダービーはデポルが2戦2勝)

一方、自動昇格を逃したバジャドリーは3位~6位で行われるプレーオフに望みを懸けることになる。 そのプレーオフは6位コルドバ×3位バジャドリー、5位エルクレス×4位アルコルコンの組み合わせで、6日からスタート。17日まで続く戦いを勝ち抜いたチームが最後の昇格を掴むことになる。

また、2部Bへの降格したのはカルタヘナ、アルコヤノ、ジムナスティック・デ・タラゴナとビジャレアルB(トップチームの2部降格の影響)の4チーム。 なお、2部B(グループ1)で優勝したレアル・マドリー・カスティージャの2部昇格がすでに決まっており、来季はバルサBとのクラシコが復活する。

(筆:Qoly編集部 I)

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