年俸がネックで移籍は起きないと完全否定
ミランの副会長、アドリアーノ・ガッリアーニは移籍の噂としてメディアに提案されているレアル・マドリーのカカとケヴィン=プリンス・ボアテングの交換トレード説を一蹴している。
レアル・マドリーがボアテングの獲得を狙っているという噂と、カカがミランに戻るという噂が派生して生まれたストーリーについて、レガ・カルチョのオフィスを出た所でガッリアーニは否定している。
「ボアテングについてレアル・マドリーから何の問い合わせももらっていないよ。それらについては新聞で読んだだけだ」
「カカ?彼はイタリアのクラブでは払えないサラリーをもらっている。税制の違いもあって、彼はスペインから出る事ができない。彼はレアルとあと3年の高額契約を残しており、彼にとってはイタリアへ戻るよりも重要だろう」
「他の国へ行きプレーする事もでいるだろう。しかし、もしセリエAのクラブでプレーする場合は、彼の給与は倍額必要になるんだ。彼はミランに加わる事はないだろう。それは100%確信している」
このようにガッリアーニはカカの復帰説を一蹴しているが、スペインとの税制の差や高額な給与の話をするのは始めての事ではない。かつて元ブラジル代表のロナウド、ロナウジーニョらをスペインから獲得した際も同様の発言を行い、最終的には選手に年俸ダウンを呑ませて獲得に漕ぎ着けている。
これはガッリアーニの得意技でありいつもの手段である。更にはミランにはシルヴィオ・ベルルスコーニという最終手段が残っている事から、言葉を額面通り受け取るわけにはいかないだろう。よって他のクラブが獲得に動かない限りこの夏ふたたび動きがあると見て良いだろう。
なお、ガッリアーニはマラガ移籍の噂のあるロビーニョについてもオファーが届いていないと否定している。なお、ユヴェントスの会長、アンドレア・アニエッリによれば、キエーヴォのDFのフランチェスコ・アチェルビはミラン入りに向かっているという。
(筆:Qoly編集部 L)