「アジアで韓国が孤立する状況を招く可能性もある」

先日行われたロンドン五輪サッカー競技3位決定戦において、韓国代表チームのパク・ジョンウが「独島は韓国の領土」と書かれたプラカードを掲げた問題。五輪憲章に違反している疑いがあるとして調査が行われている。

さらにその後、韓国サッカー協会が日本サッカー協会に送付した文面に謝罪の言葉が入っていたかどうかが問題となった。当初協会は「謝罪はしていない」と発表していたが、文面が流出したことでそれが嘘であったことが判明し、批判を呼んだ。

8月19日にスポーツ朝鮮のパク・サンギョン記者がこの問題に関して、韓国と日本の関係が悪化することを懸念するコラムを掲載した。

「パク・ジョンウの独島セレモニーを受けて、韓国サッカー協会は“パートナーとしての関係”のために、誤解を招かないため日本に釈明をした。日本もそれに呼応したが、しかしそれは表向きのことだ。日本を理解するためには“本音”を知らなければ。

日本から見れば、韓国は“気難しい相手だが笑顔で対応しなければならない”だけの存在だ。日本サッカーは実力だけでなく、外交を通じてアジアの覇権を握ろうとする努力を続けている。自国企業がAFCのスポンサーとなることを奨励し、優秀な人材を前面に出して中東との関係も深めている。韓国が立ち止まっている間に日本は徐々に計画を実現させている。

韓国はこれを金の力で片付けていただけで、追いつくための努力はなかった。明らかに傲慢であり、違いは時間が経つごとに表れている。

サッカー関係者の中では、AFCとの緊密な関係を続けているプロサッカー連盟の方が優秀だという話もあるほどだ。独島セレモニーの後の対応は、このような状況を赤裸々に暴き出した。

外交は実務だけするものではない。差が出るのは活動力だ。日本はその面で活発である。川渕氏、FIFA執行委員として活動している小倉氏はアジア外交に手腕を発揮した。今年バトンを受け継いだ大仁氏も、選手としての経験が豊かで、副会長時代に外交感覚を身につけている。

韓国もチョン・モンジュン氏の時代には、アジアだけでなく欧州、アフリカなど全方位に外交を繰り広げ、ワールドカップの招致に成功した。

しかし2009年にチョ・ジュンヨン氏が会長となってからはすっかりご無沙汰。ある関係者は“会長が国際舞台で他の国の会長と交流している姿をほとんど見ていない”と話した。

昨年、ヨルダンのフセイン王子がチョン・モンジュン氏を押し出してFIFA副会長に就任し、主導権は中東に移った。財政軸として活躍してきた日本と韓国は、これまで共同歩調をとって牽制をしてきた。

しかし、韓国が中東と対立したとして、中東とも通じる外交をしてきた日本がこちらと手を結んでくれるだろうか? 韓国がアジアサッカー界で孤立してしまう状況を招く可能性はないだろうか?

果たしてこのような状況を招いたのは誰なのか。冷静に紐解いていく必要がある」

(筆:Qoly編集部 K)

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