イギリスの『Daily Mail』は28日、イングランド代表のキットサプライヤーが自国のUmbroからアメリカのNikeへ変更される危機に瀕していると報じた。
イングランドサッカー協会(FA)は2010年、Umbroとの契約を2018年まで更新。現在の契約金は年間2000万ポンド(約24億7000万円)といわれている。
ただ、Nikeは、年間40億円超、総額3億2000万ユーロ(2011-2018年)という超大型契約でフランスを口説き落とした実績を持っており、それを考慮すれば充分ありえる話だといえるだろう。
『Daily Mail』によると、早ければ来年の春から、スリーライオンズの胸のロゴはUmbroのダブルダイヤモンドからNikeのスウッシュへ変わるとのことだ。
イングランド代表とUmbroの関係は1950年代まで遡るが、Nike、adidasという2大メーカーによる“戦争”は近年激化の一途を辿っており、ある意味「最後の砦」とみられていたイングランド代表にもついに覇権争いの影響が及ぶことになるのかもしれない。