PSG2敗目、レンヌに敗北し首位を明け渡すことが確定
11月17日、フランス・リーグアン第13節の6試合が開催された。
首位に立っていたパリ・サンジェルマンは、ホームに好調のレンヌを迎えての一戦。ミッドウィークに代表戦を戦った選手が多いため、アンチェロッティ監督はイブラヒモヴィッチ、ヴェッラッティ、ジャレ、ママドゥ・サコなどを起用せず。メネズとネネーに2トップを組ませた4-4-2という実験的な布陣でこの試合に臨んだ。
これまで出番が多くなかったネネーやラベッシが流動的に攻撃を行い、勢いは感じられた反面、全体的にはイージーミスが多く、守備はガタガタであった。
13分にはピッチ中央でジュリアン・フェレの持ち上がりを許したことが失点の基点となる。サイドに送られたパスをキャマラがブロックすると、そのこぼれ球をロマン・アレッサンドリーニがダイレクトで強烈ボレー。これがゴールに突き刺さり、リードを奪われた。
その後ネネーのループシュートで1点を返し、25分にはメネズの飛び出しからレンヌのGKブノワ・コスティルを退場に追い込むことに成功する。ところが34分、マテュイディのバックパスミスからセットプレーを奪われ、ジュリアン・フェレに直接ゴールに決められてしまい再びビハインドに。
後半7分にはジャン・マクンに2枚目の警告が提示され、パリ・サンジェルマンは40分近く2人多い状況になる。しかし、コスティルの代わりにピッチに送られたセネガル代表GKシェイク・エンディアイのセービングが絶好調で、一向にゴールを奪えなかった
主力が不在だったとは言え、本拠地パルク・デ・プランスで9人の相手に屈辱的な敗戦を喫したパリ・サンジェルマン。本日の試合で2位のマルセイユと7位のボルドーが直接対決を行うため、首位の座は今日中に奪われることとなった。もしリヨンも勝利すれば、一気に3位まで順位を落とす。
第5節以降負けがない好調のサンテティエンヌは、エヴィアンとのアウェイゲームを2-2と引き分けた。コートジボワール代表から帰ってきたばかりのマックス・グラデルが10分、28分に得点をあげ2点のリードを奪うも、その後同点に追いつかれた。
先に行われた試合でPSGが敗れていたため、勝利すれば首位を奪えるという状況であったが、その大きなチャンスを生かす事が出来なかった。
また同じく好調で上位に付けるヴァランシエンヌも、退場者を出したモンペリエを相手に勝利を奪えず。
15分にカウンターからシャルボニエの見事なボレーシュートで失点し、39分に守備がもたついた隙を生かしてピュジョルが1点を返すも、勝ち越す事は出来ず。1-1での引き分けに終わり、こちらも首位浮上のチャンスを逃した。
最下位とブービーの対戦となったトロワとナンシーは、互いに譲らず3-3の引き分け。どちらにとっても評価が難しい結果となった。ソショーはアウェイでアジャクシオに0-1で勝利を収め、降格圏を脱出。最近ようやく内容に結果が付いてきたブレストは、バスティア相手に今季初の3得点を奪取して快勝した。
【サンテティエンヌ対エヴィアン戦ハイライト】
【ヴァランシエンヌ対モンペリエ戦ハイライト】
【トロワ対ナンシー戦ハイライト】
【アジャクシオ対ソショー戦ハイライト】
【ブレスト対バスティア戦ハイライト】
(筆:Qoly編集部 K)