Singapore
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4
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1-2
3-1 |
3
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Laos
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シャフルル・イシャク シャフルル・イシャク ハイルル・アムリ ファズルル・ナワズ |
45+2' 53' 63' 65' |
得点者
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22' 40' 82' |
カムペン・サヤヴッティ ケオヴィエンペト・リスティデス カムペン・サヤヴッティ(PK) |
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2連勝のチームが一つもない状況となった混戦のグループB。勝ち点1で最終節を迎えた木村浩吉監督率いるラオスは、シンガポールを相手に2点を先行し、奇跡の決勝トーナメント進出の可能性も感じさせたが、惜しくも逆転負けを喫した。
立ち上がりのラオスは、引き分けでも決勝トーナメント進出の可能性が高いシンガポールが消極的であったため、非常にいい流れでプレー出来た。
ラオスは前回のレポートでも書いたが、弱点は守備とミスの多さだ。そのため、守勢に回る時間が少なければ少ないほど、良さだけが出てくる。つまり、各人のボール扱いの技術、スピード、そして2列目の流動的なスペースの相互利用だ。わずか8分でキーパーが負傷交代という不運に見舞われたが、勢いは落ちなかった。
22分にはソパがバイタルエリアに絞ってボールを受け、右サイドにスルーパス。裏に飛び出したスカポンが折り返し、中央に詰めていたカムペンがシュート。先制点を奪った。さらに40分にはカウンターから2点目。ケトサダがオーバーラップから素晴らしいスルーパスを送り、ケオヴィエンペトが斜めに走り込んで裏に飛び出し、ドリブルでベネットを外してシュートを決めた。
ところが、この後ラオスには厳しい展開となる。前半に5分と提示された長いロスタイムの中、セットプレーの流れから不用意にラインを上げてしまい、シャフルルに1点を返されてしまう。
さらに後半はシンガポールがジュリッチにロングボールを放り込んできたことから、高さに対応できないラオスは徐々に劣勢に。53分にはジュリッチの落としからシャフルルに2点目を決められ同点に追いつかれてしまう。
63分にはハイルルに直接フリーキックを決められ逆転を許し、その2分後にはシャイフルの左サイドからのファークロスに対して守備が対応できず、大外でフリーになっていたファズルルにヘディングを決められてしまった。
82分に幸運なPKを獲得して1点を返すも、反撃はここまで。木村浩吉監督の挑戦は、時に健闘を見せつつもグループリーグ最下位という結果に終わってしまった。
他会場では前回大会の決勝の再現となる試合が行われ、地元マレーシアがインドネシアを2-1と破った。これによって前回準優勝のインドネシアがGL敗退、マレーシアは初戦の大敗から立ち直り、シンガポールと共に決勝トーナメント進出を決めた。
(筆:Qoly編集部 K)