「目標はより良いプレーをすること」
今月ついに日本で開幕を迎えるクラブ・ワールドカップ。オセアニア代表として参加するオークランド・シティのベテランDFジェームズ・プリチェットがFIFA.comのインタビューに答えた。
「国内リーグはわずか14試合しかないし、オセアニアチャンピオンズリーグは来年4月になった。これは我々が国際レベルを目指すに当たって、克服すべき課題だね。
(ゴール判別システムについて) 技術があるなら、それは使うべきだよ。ただ、判別に要する時間が短く、流れを混乱させないことが前提条件だけどね。もし、いちいち試合を止めなきゃいけないのであれば、それは問題になるだろう。
我々は、昨年の柏レイソルとの試合よりもいいプレーが出来る可能性があると思う。あのときは少しナーバスになっていた。大会の経験があったにもかかわらずね。だけどよく守ったし、多分もっとやれたはずだ。
今回は僕にとって4回目のクラブワールドカップだ。目標はクラブ、家族、そして自分自身のために、より良いプレーをすること。9年間このチームで楽しい時間を過ごし、170試合に出場した。本当に幸せなことだし、足が動く限りサッカーを続けたい。
6年前、アル・アハリと戦った。その試合はよく覚えている。特にムハンマド・アブトリカは素晴らしい選手で、彼は後半にフリーキックで得点した。しかし、まあこれは今は関係ないね。我々の焦点は目の前の相手。つまりサンフレッチェ広島との試合のことだ」
ジェームズ・プリチェットの父は、かつてイングランドでプレーしたプロサッカー選手で、引退後は監督としてニュージーランド代表を率いた経験もある指導者である。
「私のキャリアは父に大きな影響を受けた。かなり忠実な息子だったと思う。もちろん、こんなに長くオークランドでプレーすることになるとは思わなかったけどね。
4、5才のころから父に連れられて練習に行き、ボールを蹴っていた。しかし父は私に何かを押しつける男ではなかった。だから常に私自身が考えた道を歩むことが出来たんだ。父がコーチとしてトップレベルのサッカーに関わっていることは大きかった」
(筆:Qoly編集部 K)