サンパウロは現地12日、ティグレ(アルゼンチン)とコパ・スダメリカーナ決勝 第2戦をホームのモルンビーで戦い2-0で勝利。0-0のドローだった第1戦との合計スコアにより、見事優勝を成し遂げた。
この試合で先制ゴールを叩き込んだルーカスはこの冬にPSGへの移籍が決まっており(27日にも渡仏とも情報も)、サンパウロでのラストマッチを前に移籍前最後の会見に臨んでいた。会見の席にはチームメイトのオズヴァウド、ウェリントン、ルーカス・ファリアス、レオナルド、レオ、ドウグラスらも姿を見せ、オレンジジュースと水でルーカスを手荒く祝福した。
仲間たちからの祝福に涙を見せたルーカスは一旦シャワーを浴びた後、30分後に会見を再開。そこで今の想いをこのように述べた。
「頭のなかで素晴らしい思い出が巡っている。家を出て初めてここにやってきた頃からのね。あらゆる場面に直面した。13歳でここにやってきた時、誰も知ってる人はいなかった。PSGと契約したとき、多くのことを考えたよ」
「(プロになっても)人としては何にも変わらなかった。選手としては多くを学んで、フィジカル面でも技術面でもとても成長した。様々なトレーニングが僕の成長を手助けしてくれた。(移籍前)最後のトレーニングになるけど、たぶん7~10年経ったらまたこの場所に戻ってくるよ」
「(PSGは)とても競争的なチームだ。これまでとは違った時間?になるだろうけど、自分の目的は見据えているよ。もちろんフランスよりスペインリーグのほうが勝っているけど、僕とサンパウロにとって最高のオファーだったんだ。PSGにはスターのほかにブラジル人も多くいる(チアゴ・シウヴァ、アレックス、ネネー、マクスウェル)ので、僕が適応することを楽にしてくれるだろうね」
「(欧州挑戦について)人として進歩して、新たな文化も学ぶ。これまでとはすべてが違う。多くを勝ち得ることに何の疑いもないよ。人生はチャレンジにあふれている」
【全編】
(筆:Qoly編集部)