僕が抜けることは、クラブにとって何のダメージにもならない」

12月31日、イングランド・プレミアリーグのレディングは「元ポルトガルU-21代表MFダニエウ・カリソと契約した」と発表した。契約期間は24ヶ月であるが、2015年夏まで延長できるオプションが付随している。

ダニエウ・フィリペ・マルティンス・カリソ、通称“ダニエウ・カリソ”は1988年生まれの24才。スポルティング・リスボンの下部組織で育成されたセンターバックで、高さとスピードを兼ね備え、テクニックにも自信を持つ。パウロ・セルジオ体制、パシエンシア体制ではボランチとしての起用も経験しており、レディングはMFとして紹介している。

かつてはポルトガルで最も期待されるディフェンダーとして話題になったが、昨季から出番が激減。今季はリーグで1試合、ヨーロッパリーグで2試合に出場したのみで、ほぼ戦力外の扱いとなっていた。

なお、カリソは1月でスポルティング・リスボンとの契約を解除する意向であったが、レディングとの交渉が合意に達したため移籍金が発生。75万ユーロ(およそ8000万円)がスポルティング・リスボンに支払われることとなった。

自身が14年に渡って所属したクラブから退団するに当たって、不遇な状況で移籍に追い込まれたにも関わらず、カリソは「いつか戻りたい」とア・ボラに対して語った。

「ここは僕の特別な場所で、心のクラブだ。それを卒業しなくてはならなくなった。今の状況は僕のキャリアにとって危機的状況だと思った。だから去らなければならない。

また、レディングから提案されたプロジェクトは魅力的だったし、僕は成功できるだろうとも思っている。そして、同時に…僕が抜けることは、スポルティングにとっては何のダメージにもならないことも分かっている。

しかし、いつかこの場所にまた戻ってきたい。

みんなと同じように、僕もスポルティングが再び常勝チームとなってくれることを祈っている。チームを、クラブを、フロントを、そして全ての従業員を応援し続けたい。数年間僕を助けてくれたみんなには本当に感謝している。それを心に刻みつけ、共に戦っていきたい」

(筆:Qoly編集部 K)

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