3月14日、ロイター通信は「世界プロサッカー選手会(FIFPro)は、インドネシアのサッカーの環境に改善が見られないと明らかにした」と報じた。
「インドネシアでは2年以上にわたって大きな混乱が起こっている。サッカー協会が2つ存在して対立し、2つのプロリーグ、2つの代表チームがある。
何よりも、インドネシアのクラブから数ヶ月間以上給料を受け取っていない選手が恐ろしい数存在することが問題である。世界選手ユニオンは、その犠牲となったディエゴ・メンディエタの未亡人を支援する方針を明らかにする」
パラグアイ・アスンシオン出身のディエゴ・メンディエタは、1980年生まれの32歳で、ペルシス・ソロでプレーしていたプロサッカー選手。しかし昨年11月に腸チフスと診断されて入院。しかし、ペルシス・ソロが4ヶ月分の給与を滞納していたために満足な治療を受けることが出来ず、複数のウイルスに感染。結局、母国に残していた妻と3人の子供に会えないまま12月4日に息を引き取った。
また、1月にはペルセワンギ・バニワンギでプレーしたフランス人FWムクウェレ・エバンガ・シルヴァンが9ヶ月間給与を受け取っておらず、彼も腸チフスやストレスに苦しんでいることが明らかになっていた。
「インドネシアのクラブは、得た収入をプレーヤーに支払うことをまだ怠っている。死亡者を出したペルシス・ソロも未だに何の処分も受けていない。FIFProは、FIFAとゼップ・ブラッター会長にインドネシアへの速やかな干渉を求めたい。
どれだけの人が我慢をしなければならないのか? 再び誰かが死ななければ何も変わらないのか?」