朝鮮日報紙のイ・ゴン記者は14日、「チョン・テセはもはや水原三星のアイコンであり、彼のバックアップを見つけなければいけない」と伝えた。
太ももの怪我を負い、先週末のKリーグ第2節で途中交代を余儀なくされたチョン・テセ。昨日行われたACLグループリーグ第2節はその影響でベンチ入りを回避。水原は彼の不在を補うことが出来ず、貴州人和とのホームゲームをスコアレスドローで終えた。
「チョン・テセは今季の水原の変化を良く表す選手。かつては10億、20億ウォンを支払うことを躊躇わなかったクラブが、合理的な投資を行ったのだ。残った資金はユース組織に回し、小中高と一貫したシステムを作り上げた。
そして、チョン・テセの不在は、水原の問題の発見に繋がった。この日はステボ(・リスティッチ)がチョ・ドンゴンとコンビを組んだ。
ドンゴンは最前線と2列目を行き来しながらチャンスを作ったが、問題はステボだ。チョン・テセほどの体の切れはなく、密集する守備に翻弄され、コンタクトプレーも避けた。途中出場のラドンチッチも同じで、強さを欠き、決定力も物足りなかった。
問題はこれからだ。チョン・テセが継続できれば良いが、シーズンを通してプレーできるかは分からない。体調が落ちる可能性もあるし、怪我でもしたら大変だ。現在は彼の離脱を補うほどのチーム力がない。
監督は戦術的な選択肢を用意するか、ステボとラドンチッチの眠ってしまった決定力を目覚めさせるしかない。『チョン・テセの代替を探す』ことが水原の最大の課題だ」