昨年のオーストラリア王者であり、今季も首位争いの一角となっているセントラルコースト・マリナーズ。しかしこのところ相次いで財政的な問題が明らかになっており、先週末には賃金が未払いになっていることが発覚。オーストラリアン紙がその概要を伝えている。
クラブの会長を務めている不動産投資家のピーター・ターンブル氏は、これまで600万ドルを投じてきたものの、数年前から売却先を探していた。そして今回英国人ビジネスマンであるマイケル・チャールズワース氏との交渉が進み、多額の資金調達に成功したことが明らかとなっている。
ただし給与については当初の予定日のみならず、次に選手やスタッフに約束した月曜日にも支払われることがなかったという。
しかし、セントラルコースト・マリナーズの監督を務めるグレアム・アーノルド氏は、ストライキに関しては予定はないと話した。
「ストライキを起こすことは絶対にない。選手たちはアデレード・ユナイテッドとの試合に集中するだろう」
この騒動を受けて、シャツスポンサーの一つであるPrimo Smallgoodsが、これまで結んでいた1年あたり25万ドルでの3年契約を更新しない方針を固めたと報じられている。とはいえ、これに関しては1月の段階から既にそうなるのではないかと予測はされていた。