アーセナルを率いるアルセーヌ・ヴェンゲルは、今季終了後に大金を投入して大型補強を敢行するとみられているが、グーナーが気になるところは「一体どのプレーヤーの獲得に動くか」であろう。『caughtoffside』がまとめた「アーセナルが6000万ポンドで狙うトリオ」の記事を元に注目の補強候補を見ていこう。

まず、ヴェンゲルが強い関心を抱いていると言われるのが、マラガの若きファンタジスタ、イスコ。ヴェンゲルは、現在のチームに「創造性の欠如」を感じており、その課題を克服するべく、スペイン代表にも名を連ねる20歳のMFに白羽の矢を立てる準備を整えているとのこと。この移籍説は予てより囁かれている話題であるが、「3000万ポンドの移籍金を用意した」など現地では追加情報も出てきており、実現の可能性は決して低くなさそうだ。

次に注目されているのが、セリエAでハイパフォーマンスを披露するステヴァン・ヨヴェティッチだ。こちらは『express』などが「移籍金2000万ポンドでフィオレンティーナにオファーを送る気配がある」と報じるなど、徐々に具体化。また、フィオレンティーナ側も、元イタリア代表FWジュゼッペ・ロッシの引き入れを成功させるなど、「ヨヴェティッチ放出に向けた予防」とも取れる行動をしており、その後の進展に期待が集まる。

そして、最後はフランス代表MFエティエンヌ・キャプー。各方面から指摘されているように、アーセナルは、アレクサンドル・ソングのバルセロナ移籍後からの中盤の守備力低下が問題視されており、そのためにヴェンゲルも守備的MFの確保に向けた補強リストを更新中とのこと。特にパワフルなプレイスタイルを見せるキャプーには大きな期待を持っており、今季終了後にトゥールーズに対して移籍金1000万ポンドを提示する計画を立てていると言われている。

「大型補強は噂止まり」というのが定説であったが、ここのところは国内外からビッグネームを招き入れるなど、徐々に補強費の使用方法に変化を見せているアーセナル。今夏は「噂止まり」で終わらないかもしれない。

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