今冬ドイツの1FCケルンを退団し、水原三星ブルーウイングスに入団した北朝鮮代表FWチョン・テセ。

加入からすぐにレギュラーとして使われたものの長い間得点に恵まれず、3日のACLグループリーグ第3節柏レイソル戦ではPKを2つ外すという失態を犯すなど、鬱屈した状況が続いていた。

しかし、4月6日に開かれたKリーグ・クラシック第5節、大邱FCとのホームゲームでようやくの初得点を記録。後半にはリスティッチの追加点をアシストするなど更なる活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。

試合後のインタビューで彼が以下のように話したと、スポーツソウルが伝えている。


「その場で涙が溢れてきた」

「あの時はチームメイトの励ましを聞くことすら嫌だった。3日の柏戦でPKを2つも外して情けない姿を見せてしまったが、それがあったからこそ、より懸命に走ろうと思っていた」

「結果に繋がってよかった。多くの期待を受ける中でゴールを決められず、プレッシャーが大きかったし、満足に眠れない日々が続いた。仲間が『今日は決めるよ』というのすら聞きたくなかったね」

「ゴールの瞬間はパフォーマンスをする余裕もなかった。その場で涙が溢れてきた。今日は比較的簡単な得点だったが、決められたことが今後大きな影響を与えてくれるかもしれない。得点以外はよくやれているから、一つ入れば続くだろうと考えている」

「一番難しかったのは、ドイツでプレーするチャンスすらなかった時だ。今は監督に信頼され試合に出場できているから、大丈夫だよ」

「(9日に行う柏戦について) ホームで惨敗してしまった。アウェイなので簡単に勝つことはできないだろう。ただ、柏はもうベスト16進出は有力なので、心が緩むこともあるかもしれない」


 

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