4月7日、ポルトガル1部リーグのアカデミカ・コインブラは「成績不振のため、ペドロ・エマヌエウ監督を解任した」と発表した。
昨季ターサ・デ・ポルトガルで王者となり、今季はUEFAヨーロッパリーグを戦ったアカデミカ・コインブラ。開幕からしばらくは好調を続け、一時は上位にも顔を出していたが、徐々に失速。2月に入ってからは8試合で2分け6敗と泥沼状態となり、7日に行われたジウ・ヴィセンテとの残留争いの直接対決にも敗北。未勝利記録も9試合にまで伸びた。
会長を務めているジョゼ・エドゥアルド・シモンエス氏は、ペドロ・エマヌエウ前監督を解任せざるを得なかったことに対して悲しみを表明している。
「何かを変えなければならなかった」
「私がペドロ・エマヌエウを解任することを決めたことは、とても苦しい選択だった。それに至った理由は明白なものであるが、彼が忠実に仕事をしてくれたことに対して、大きな感謝をしたい。理想は、彼が2年の契約を全うしてくれることだった。しかし、それは不可能だったんだ。
我々は、この状況を乗り切るため、何かを180度変えなければならなかったのだ」
かつてFCポルトで選手として活躍し、ジョゼ・モウリーニョ監督の下でチャンピオンズリーグ制覇を経験したペドロ・エマヌエウ氏。アカデミカから世界へ羽ばたいていったかつての同門、アンドレ=ヴィラス・ボアス氏の後に続くことはできなかった。