ペルー代表のセルヒオ・マルカリアン監督は、今月17日に行われるメキシコ代表との親善試合にスペイン2部・レアル・マドリードB(カスティージャ)に所属するMFクリスティアン・ベナベンテを初招集した。
スペインで生まれ育ったベナベンテは現在18歳。2002年からレアル・マドリードの下部組織に在籍しており、過去にはジネジーヌ・ジダンの息子エンツォともプレー、今シーズンよりレアルB(カスティージャ)に昇格した。
ペルー代表には2011年のU-17南米選手権、今年初めに行われたU-20南米選手権に選出され、特にU-20ではあと一歩のところでU-20W杯の出場権こそ逃したものの中心選手として目を見張る活躍を披露している。
本職は攻撃的MFで、特徴は長髪を靡かせながら切れ味の鋭いドリブルだが、パス、シュートと多彩な選択肢で変化を付けられる天才肌の選手。一部ではおそらくそのプレースタイルと髪型から、レアルに所属するにもかかわらず“ペルーのロナウジーニョ"と呼ばれているとか。
そんな期待の大きいベナベンテだが、ユース代表での経験は豊富ながらトップチームではまだデビューしておらず、今回、その才能を高く評価されデビュー前での異例のA代表選出となった。
白いユニフォームに袖を通してプレーするベナベンテの姿を早く見てみたいところだが、その前にメキシコ戦での彼の動向に注目してみよう。