AFP通信は、「ブラジルのベロオリゾンチにおいて、売春婦たちがワールドカップ開催に向けて英語を学んでいる」と報じた。
コンフェデレーションズカップ、そしてワールドカップの開催を控えているブラジルには、数万人のサッカーファンが訪れることが期待されている。ベロオリゾンチ当局では、今年は40000人、来年は14万人の観光客が町を訪れると予測している。
娼婦協会はこれを受け、地元のショッピングモールに語学講師のボランティアを招き、無料で毎月英語、スペイン語、フランス語の授業を行っている。すでに300人の売春婦がこの授業に出席しているとのことだ。
講師を務めているイゴール・フクス氏はこのように話しているという。
AFP通信
イゴール・フクス講師
「我々は基本的な表現だけでなく、『道具』の名前を覚え、『使い方』を提案できるように教えている」
この活動に対し、ベロオリゾンチで活動している売春婦はこのように反応しているという。
AFP通信
マリア・アパレシダ(55)
「いつも英語を話せたら…と思っていたのよ。私はこの仕事で子供を育て上げたのよ。観光客がたくさん集まるし、彼らはお金も使ってくれるわ」
ヴィトーリア(26)
「英語を話せるというのは大切なことよ。他の仕事を見つけることにも役に立つわ。そうしたらこの仕事も辞められるもの」
ジュリアナ(31)
「私は『グッドモーニング』『コンドーム』のような基本的な単語は知っているわ。残りはジェスチャーでどうにかなるわよ。どこの人が客として来たって、やることは同じでしょ。言葉は必要ないわ」