マンチェスター・ユナイテッドの新監督に就任するデイヴィッド・モイーズ。最初の仕事は夏のマーケットで新しいMFを獲得することと言われている。その候補として浮上しているのはバルセロナのスペイン代表MF、セスク・ファブレガス、同じくチアゴ・アルカンタラ、そしてPSVのオランダ代表MF、ケヴィン・ストロートマンだ。
マンチェスター・ユナイテッドはセスクの獲得を検討しているとイングランドでは盛んに報じられているが、セスク、チアゴ、ストロートマンの3人の中で最も獲得の可能性が高いと言われているのはオランダ代表MFだ。23歳のストロートマンは今季限りでエール・ディヴィジを去ると言われており、ボールをキープし、深い位置からのゲームメイクができる選手としてユナイテッドに限らずプレミアリーグの複数クラブが興味を持っている。一部では既にPSVとユナイテッドは既に移籍に合意したと言われており、今夏ユナイテッドに加入する最初の選手となるかもしれない。
チアゴは毎年ユナイテッドと噂になる選手だ。サー・アレックス・ファーガソンのお気に入りであるという事から毎年可能性が報じられているが、ユナイテッドは今季もチアゴ獲得の可能性を探っている様子だ。本人はU-21欧州選手権に集中しているようだが本音はまだ見えてこない。出場機会を望んで移籍を求めるケースもあるだけに、ユナイテッドとしては注視しておきたい存在、という所だろう。
そして最もホットな話題なのがセスクのユナイテッド移籍話だ。バルセロナも売却にはまんざらでもないという噂も流れているが、元アーセナルのキャプテンがユナイテッドに加入するとなればかなりの激震が走る事は間違いない。最新の情報ではユナイテッドだけではなくマンチェスター・シティも興味を示していると言われている。最もセスクについてはアーセナルが最初に買い戻す権利を持っているとも言われておりユナイテッドがセスクを獲得するには前途は多難と言って良い。アーセナルが2500万ポンドといわれるセスクの移籍金を支払う事を望むかどうか最初のポイントとなると見て良いのではないだろうか。
毎年注目を集めるユナイテッドの補強。今年はポール・スコールズの引退という大きな節目を迎えており、例年よりも積極的に動く事は間違いなさそうだ。