ロイター通信は「アーセナルとベトナムの親善試合を主催する連盟は、スタジアムの使用料が高すぎるとして開催のキャンセルも仄めかしている」と報じた。
イングランド・プレミアリーグのアーセナルは、今夏アジアツアーを敢行。ベトナム、インドネシア、そして日本を回ることが決定している。ところがその一つが開催の危機に瀕していることが明らかとなった。
記事によれば、7月17日に試合が開催される予定であったミー・ディン国立競技場が、ベトナムサッカー連盟に対して使用料15億ドン(およそ70000ドル)を要求したという。これは通常の七倍に当たる価格であるとのこと。
これを受けてベトナムサッカー連盟の副会長を務めているル・フン・ズン氏が、ロイターのインタビューに対してこのように話し、試合のキャンセルもあり得ると明かした。
ロイター
ル・フン・ズン VFF副会長
「ミー・ディン・スタジアムが求める使用料はあまりにも無理がある価格だ。試合の開催についてはまだキャンセルできるのだ」
一方、ミー・ディン国立競技場のディレクターを務めているヴァン・ギア氏は、ビッグマッチの開催に当たっては問題のない価格であると主張している。
ロイター
ヴァン・ギア ミー・ディン国立競技場ディレクター
「すべてのお金はスタジアムを改修するために使用されるもの。これは歴史的な試合であり、そのための準備も必要なのだよ」