15日、アルゼンチン後期リーグの第18節が行われ、ホームでサン・ロレンソに0-1と敗れたインデペンディエンテの2部降格が決まった。
インデペンディエンテは1972-75年の4連覇を含むコパ・リベルタドーレス優勝7度(同6度のボカを抑えて史上最多)、インターコンチネンタルカップ優勝2度、国内14度の優勝はリーベル、ボカに次ぐ3番目と、国内外で大きな成功を収めてきた南米屈指の名門クラブ。ミリート兄弟の弟ガブリエル・ミリートやセルヒオ・アグエロを輩出したこと、また、ラシンクラブとのライバル関係でも広く知られている。しかし近年は不振が続き、フェデリコ・インスーア、ダニエル・モンテネグロ、ネストル・シルベラ、パブロ・ギニャスらを擁して優勝した2002年以来タイトルからは遠ざかっており、今シーズン、その2002年にインデを優勝に導いたアメリコ・ガジェゴを指揮官に据えたものの前期リーグで18位、後期リーグも低迷。そして今節、前3シーズンの勝ち点取得率によって決まるシステムにより、最終節を残して降格が決まった。
アルゼンチンは2シーズン前にリーベル・プレートが降格するなど、近年、名門クラブの不調が続いているが、インデペンディエンテにとってもクラブ史上初の降格となった。