日本 1-2 メキシコ

54’ ハビ・エルナンデス

66' ハビ・エルナンデス

86’ 岡崎慎司

両チームが開幕から2試合を連敗しており、すでに敗退が決定。結果よりも意地を賭けての一戦となった。日本は序盤こそペースを掴んだが失速、メキシコに二点を奪われ三連敗で大会を去ることとなった。

日本は入り方は悪くはなかったといえる。そのポイントとなったのは前田にボールを上手く入れられたことで、彼が起点となることで左サイドの香川、本田の周りでボールが動き、引きつけた後は酒井のオーバーラップで逆のスペースを突く。前に持ち出せることで守備のリスクも減少し、いくつかのチャンスを生み出す立ち上がりとなった。

しかし前半の中盤からはメキシコの盛り返しが目につく展開となった。まずは後方のボールホルダーに対して素早く縦のコースを切っていくことにより、展開を横や後ろに流させて時間を稼ぐとともに、連携ミスを誘発させてチャンスを狙う。

後半には、それまでより中を意識していたグアルダードとドス・サントスをサイドに開かせることにより外からの仕掛けを攻撃の中心として機能させることに成功し、折り返しからチャンスに結びつけていった。

そして52分にメキシコが先制点を獲得する。タッチライン際に開いたグアルダードからのクロスに合わせて、ニアに走り込んだエルナンデスがフリーでヘッド。これがゴールに決まり、日本は外から完全に崩された形で失点した。

日本は58分には内田を前田に代えて投入し、本田起用時では久しぶりの3-4-3に変更。おそらくこれはドス・サントスのドリブル突破に対して固め、香川をより前に残しておけるようにするものだと思うのだが、さらなる失点と長友の負傷によって瓦解することとなった。

またその直後には長友が左膝を痛めて交代を余儀なくされたことにより、中村憲剛が投入されフォーメーションは4-2-3-1に回帰。86分に香川のパスから右に遠藤が抜け出して折り返し、岡崎が押し込んで一点を返すも、押し込みきる展開には持ち込めず。

ロスタイムに内田がエルナンデスを倒して取られてしまったペナルティキックは川島が何とか弾いて可能性を残したものの、残りのわずかな時間で同点ゴールを奪うことはできず。残念ながら勝ち点を1も獲得できずコンフェデを去ることになってしまった。

 

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