マンチェスター・ユナイテッドのエースストライカー、ウェイン・ルーニーの獲得を狙っていると噂されるバルセロナだが、チアゴ・アルカンタラとダビド・ビジャに現金を付帯するという驚きのオファーを検討しているようだ。
『Sport』によれば、指揮官のティト・ビラノバは27歳のイングランド代表FWの獲得を望んでおり、代わりにユナイテッドが獲得を望むスペイン代表MF、チアゴ・アルカンタラに、プレミアリーグのクラブがこぞって興味を示しているスペイン代表FW、ダビド・ビジャ、そして名目上の現金として400万ユーロを提示してユナイテッドをその気にさせようと考えているという。ユナイテッドのデイヴィッド・モイーズ監督はルーニーの残留に全力を尽くしており、ルーニー本人も誤解が解ければ残留する事もあり得るようだが、さすがに衝撃のオファー内容では気持ちはぐらつくかもしれない。
チアゴ・アルカンタラはこれまでに何度も報じられてきた通り、ユナイテッドが獲得を望む俊英だ。中盤を創造するプレーメーカーとして期待されており、引退したポール・スコールズの後継者としてユナイテッドが望んでいると言われている。そしてビジャはアーセナルやトッテナムが強く獲得を望んでいるストライカーだ。
31歳のFWも22歳のMFも、共に来年のワールドカップ出場を目指して出場機会を欲しており、移籍先を探している状況にある。ユナイテッドは非常に競争の激しいクラブだが、彼らのような実績の持ち主であればある程度は出場機会を確保できるだろう。そして、ルーニーがバルセロナへ移籍すれば、リオネル・メッシとネイマールとコンビを結成する事になる。機能すればサッカー史上に残る最強アタックとなるのは間違いない。
さすがにこの条件は・・・と思ってしまう部分も大きいが、チアゴ・アルカンタラは1500万ユーロの売却条項が存在しており、1000万ユーロと言われるビジャの移籍金を考慮すれば、ルーニーの移籍金とほぼ変わらない金額と見て問題ない。衝撃のオファーが成立した場合、世界に震撼が走ることは間違いない。興味深く見守っても良いのではないだろうか。