7月14日、アフラム紙は「エジプト当局は、ザマレク対アル・アハリのカイロダービーを国内で行うことを許可しなかった」と報じた。
問題となっている試合は7月21日に予定されているCAFチャンピオンズリーグ・グループステージ第一節のザマレク対アル・アハリ。同じカイロを本拠地としているチーム同士のダービーマッチである。
エジプトでは今月初めに軍による事実上のクーデターが発生し、ムハンマド・ムルシ前大統領が拘束されるという大きな政変が起こった。それに伴う政情不安、治安の悪化によって国内リーグは中断されており、最終節の開催は無期限で延期されている。
そして当局はCAFチャンピオンズリーグでのエジプト勢同士の試合においても、セキュリティ上の問題から国内での開催は難しいと判断し、エジプトサッカー協会に通告したという。政情不安が続けば、8月3日に予定されている第2節、アル・アハリ対オーランド・パイレーツの試合も同じ状況になる可能性が高い。
記事によれば、関係者は「国外の会場で開催される可能性がある」と話しているとのことだ。