27日、ドイツ・スーパーカップのドルトムント対バイエルン・ミュンヘンがドルトムントのホーム、ジグナル・イドゥナ・パークで行われ、ドルトムントが4-2で勝利し、優勝した。
リーグ2位チームとして、二冠のバイエルンと対戦したドルトムント。負傷中の新戦力、ムヒタリャンに代わってギュンドアンがトップ下を務め、ボランチにヌリ・シャヒン、右サイドバックにはグロスクロイツが入るという布陣だったが、開始早々の6分、バイエルンGKシュタルケのセーブが中途半端になったところをロイスが流し込み先制する。
後半に入り、54分にロッベンの同点弾を許すも、直後の56分にファン・ブイテンのオウンゴールで勝ち越し、さらに1分後にはギュンドアンが追加点。64分に再びロッベンに決められたが、86分にロイスがこの日2点目のゴールをあげ、4-2で勝利したドルトムントがリーグ王者として臨んだ過去2年は敗れていたこの大会で、通算5度目の優勝。バイエルンに昨季のCL決勝のリベンジを果たした。
一方、ジョゼップ・グアルディオラ監督が就任したことでも注目を集める欧州王者のバイエルンはこの試合、クロースと今夏バルセロナから獲得したチアゴ・アルカンタラをボランチに配した4-2-3-1を採用(チアゴがアンカー気味)。
しかし、ポゼッションを重視した布陣は守備で苦しみ、特に運動量の面で物足りなさを見せていた愛弟子のチアゴに対しては、試合中にこの厳しい態度。
チームの完成度の差に加え、リベリやノイアーといった主力を欠いたこともあり敗れたバイエルン。8月9日のブンデスリーガ開幕へ向け、昨季三冠のチームをグアルディオラ監督がどのように仕上げていくのか注目される。
【試合のハイライト】