8月28日、アルゼンチン四部リーグに当たるプリメーラCのデポルティーボ・ラフェレールは「火曜日の試合中にFWエクトル・サナブリアが昏倒し、死亡した」と発表した。
エクトル・サナブリアは1985年生まれの27歳。ヌエバ・チカゴの下部組織で育った後は下部リーグやコスタリカ、グアテマラでプレーし、今夏アルゼンチンに戻りデポルティーボ・ラフェレールに加入したばかりだった。
今日29日に誕生日を迎え28歳になるはずであったが、その直前に不本意な形で命を落とすことになった。
記事によれば、彼は27日に行われたヘネラル・ラマドリーとの試合に先発出場し、前半の間にピッチ上で意識を失い昏倒したとのこと。試合は前半29分に中止となり、サナブリアは病院に運ばれたものの、その後死亡が確認された。1部報道では心臓発作が原因である可能性が高いという。
今年夏は6月21日にクロアチアU-20代表経験を持つアラン・パミッチが死亡したことを皮切りに、選手の突然死が相次いでいる。
6月27日にインドネシアでプレーしていたセクー・キャマラ選手が心臓発作で亡くなり、ペルーのスポルティング・クリスタルに所属していたジャイル・クラビホが7月21日に、テスト入団していたフェルナンド・アンドレ・カルデナス・モスコルが31日に亡くなり、同じクラブで2名の選手がこの世を去っている。7月30日にはオーストリア地域リーグのマルヒトレンクでプレーしていたマティアス・ヴィエレツキ選手が試合中に倒れ、息を引き取った。
また心臓発作ではないものの、先月28日にはカタールでエクアドル代表FWのエースであったクリスティアン・ベニテス選手が腹膜炎を悪化させて死亡しており、僅か2ヶ月の間に7名もの選手が突然命を落としたことになる。
ラジオ・ラ・レー
エドゥアルド・カセレス デポルティーボ・ラフェレール監督
「彼に心臓病の兆候はなかった。我々はできる限りのチェックやメディカルコントロールを行ってきた。
皆、こういうことは遠い場所での出来事だと思っているものだ。しかし、誰にでも起こる可能性があることなのだ」