ミランの副会長、アドリアーノ・ガッリアーニはカカの復帰を4年間心待ちにしていたと明かしている。
「この件について48ヶ月動いていたよ。基本的に彼が退団すると決めた時からリッキーを取り戻す事を夢見ていたよ」
「現時点でこの売却は皆ハッピーだ。実はレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が春にミラノを極秘で訪れており、3度交渉していたんだ」
また、移籍を成し遂げた事について以下のように語っている。
「もしマドリードへ行ったとしても、そこに1%しか取引を成立させるチャンスはないと自分に言い聞かせてきた。だが、もしイタリアに留まれば何も置きなかったよ。究極に難しい交渉プロセスだったよ」
「年俸については、いくつかの問題点に直面した。彼の父親、ボスコは我々の提示額の20%以上の金額を求めてきた。もし(クラブの)リミットを超えていれば、チームの他の選手も高給を求めて契約更新を望んだだろう」
カカは既に31歳。またレアル・マドリー時代は負傷で満足な成果を挙げられなかった。しかしガッリアーニはそれは過去の問題としている。
「今年、ミラン・ラボをリニューアルした。そして我々には膨大なデータのアーカイブが2002年まで遡って存在している。メディカルスタッフはカカの数値は10年前とほとんど変わらないと言ってきたよ。彼の膝は有名な薬によって自信を取り戻させてくれたよ。彼がマドリードでうまくやれなかったとのは、負傷によるものだ」