マンチェスター・ユナイテッドが1月もデイヴィッド・モイーズ監督の古巣、エヴァートンからの補強を狙っていると報じられている。

夏の移籍マーケットの最終日にベルギー代表MF、マルアヌ・フェライニをエヴァートンから獲得したユナイテッドだが、デイヴィッド・モイーズ監督は古巣から更に2名の選手の獲得を目指しているという。ターゲットはサイドバックのレイトン・ベインズとMFのロス・バークリーだ。

ベインズは夏の移籍マーケットでも同様にトップターゲットであったが、エヴァートンは1500万ポンド以下では売却するつもりがなく断っている。モイーズ監督はパトリス・エヴラのバックアッパーが必要な事を明言しており、冬の移籍マーケットで獲得攻勢は本格化すると見られている。

バークリーは最近ユナイテッドのターゲットとして急浮上してきた選手だ。19歳のMFにはチェルシーも強い関心を示しており、イングランド代表のロイ・ホジソン監督も招集するのではないかと噂されている。エヴァートンの指揮官、ロベルト・マルティネスは若いミヒャエル・バラックとバークリーの才能を賞賛しており、もしユナイテッドが獲得する事ができれば最近引退したポール・スコールズの後継者となるといわれている。

エヴァートンはバークリー売却に少なくとも2000万ポンドを要求すると見られているが、ユナイテッドが夏の移籍マーケットで狙ったアンデル・エレーラやサミ・ケディラよりは安く済むだろう。もちろんまだ経験が浅く自らを証明していない選手に対しての金額としては十分に大きな金額だが、モイーズ監督はこのヤングスターの事を良く理解しており、ライバルであるチェルシーへ譲り渡す事は避けたいと考えているようだ。

ユナイテッドはベインズとバークリーをセットで3800万ポンドで獲得したいと考えているようだが、エヴァートンとしてはかつての指揮官がクラブのトッププレーヤーに手を出し続ければ不満を募らせるのは間違いない。夏のマーケットでフェライニを売却した後、マルティネス監督はジェイムズ・マッカーシーをウィガンから獲得するなど後継者を確保している。もしベインズやバークリーを売却するとすれば、彼らの後釜を確保できる状況になってからとなるのではないだろうか。

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