マンチェスター・ユナイテッドに所属する日本代表FW、香川真司の去就に関する報道が続いている。
敗戦を喫したWBA戦では前半で交代させられた香川については、デイヴィッド・モイーズ監督の信頼を失いつつあるかもしれないと将来を疑問視する報道が多く流れている。『Express』は昨季まで指揮したサー・アレックス・ファーガソンはドルトムントから1700万ポンドの移籍金で獲得した香川をチームにフィットさせるのに苦労したと報じている。
そしてモイーズ監督が香川の先発起用を好んでいないことは彼の起用法から見て明らかであり、ロビン・ファン・ペルシーやハビエル・エルナンデスの背後にウェイン・ルーニーを10番の役割でプレーさせている事が香川の移籍報道を加速させている要因と見て良いだろう。
香川の去就についてはアトレティコ・マドリー移籍の情報が断続的に流れているが、『Caught Offside』はドルトムントのセンターバック、マッツ・フメルスを獲得するためにこの日本代表MFを利用する(トレードとは書かれていない)のではないかとも報じている。これはユナイテッドの守備陣が直近のプレミアリーグ2試合でトータル6失点と守備陣に課題を抱えている事によるものだろう。
現時点で決定的な報道は無く、ユナイテッドというビッグクラブが不調である事のスケープゴート的な意味合いや、単に憶測として報じられている感は否めない。これはディフェンスリーダーであるネマニャ・ヴィディッチに関する報道と似ていると考えて良い。彼も移籍の噂やセンターバックの補強など多くの噂がある選手の1人だ。
シーズンはまだ始まったばかり。日本代表の10番(とヴィディッチ)の巻き返しに期待したい。