10月15日、ガーナ第2の都市クマシで2014年ワールドカップ・アフリカ三次予選ファーストレグの残る最後の一試合が行われた。
ガーナがエジプトを迎えて戦った90分は、意外にも圧倒的な差がつく結果となり、この時点でほぼワールドカップ出場権の行方も決まったという形となった。
国内リーグが中断しており試合感覚に不安を持っていたエジプトは、やはり非常に悪い立ち上がりを見せた。イージーなミスを連発し、プレスは緩慢だった。
試合を支配したガーナは、キックオフからわずか5分という時間で先制を果たす。中央をワリス・マジードとの連携で破ったギャンがゴールを破り、幸先のいいスタートを切った。
さらに23分にもアンドレ・アユーがワリード・スリマンのパスをカットした所から追加点。スルーパスに飛び出したエシエンがドリブルで強引に仕掛け、ゴマアのオウンゴールを誘った。
その後PKで1点を返されるも、後半終了間際にCKからワリス・マジードがヘディングで3点目を決めてリードを保つ。
さらに後半には53分にギャン、73分にムンタリのPK、88分に途中出場のクリスティアン・アツの強烈なミドルシュートで3点を追加。終わってみれば6-1という意外なビッグスコアとなった。