11月28日、朝鮮日報紙は「居酒屋で他の客を暴行したとして書類送検された元韓国代表FWイ・チョンス選手に対し、検察は起訴猶予処分とすることを決定した」と報じた。
現在仁川ユナイテッドでプレーしているイ・チョンス選手は、先月13日の練習を終えた後に訪れた居酒屋において、他の客に暴行を加えたとして逮捕された。
本人は当初「自分は手を出していない」と話していたものの、その後の取り調べにおいて酒に酔っていたため記憶にないと証言を翻し、最終的には暴行の事実を認めた。
しかし、イ・チョンス選手には前科が存在せず、そして所属クラブから罰金と出場停止処分、100時間の社会奉仕義務を課せられていること、さらに被害者の側が処罰を望んでいないことを鑑みて、起訴猶予処分が適切であると判断されたとのことだ。
朝鮮日報
仁川地検
「イ・チョンスがビールのジョッキを投げつけるなどの暴力を行使し、被害者の携帯電話を破損させたという疑いは実際に認められたが、刑事処罰を受けた前科がないことから起訴猶予処分とした。また、被害者もイ・チョンスへの処罰を望んでいない」
なお、渦中のイ・チョンス選手は現在ケニアを訪れてボランティア活動を行っているという。