12月24日、ペルシアンフットボール・ドットコムは「イラン代表からの誘いを受けている長谷川アーリアジャスール選手の父親が電話インタビューに答えた」と報じた。
イラン代表チームはカルロス・ケイロス監督が就任して以降、イランにルーツを持っている海外国籍の選手を積極的に招集して強化を進める方針を示しており、これまでアシュカン・デジャガー、レザ・グーシャネジャド、ウミド・ナザリ、ダニエル・ダヴァリ、スティーヴン・バイタシュールの5名が加わった。
かつてメディアが長谷川アーリアジャスールの招集に関する報道を出して話題となったが、いったん沈静化。しかし、今年12月にカルロス・ケイロス監督本人が会見で話した内容から、ワールドカップ本番に向けた準備の一環として実際にその動きを見せていることが明らかとなった。
また、イラン代表のアシスタントコーチを務めているウミド・ナマジ氏は、テヘラン・タイムスの取材に対してこのように話している。
テヘラン・タイムス
ウミド・ナマジ イラン代表アシスタントコーチ
「我々は現時点では初期段階にある。まず、彼がイランの代表チームに参加する資格があるのかどうか調査しなければならないからね」
しかし、ペルシアンフットボール・ドットコムからの電話インタビューを受けた長谷川アーリアジャスールの父親は、「日本国籍を放棄しなければならないという問題がある」と話したとのことだ。
PFDC
ビザンジャスール 長谷川アーリアジャスールの父
「イラン代表からの誘いにとても満足している。一年間私はイランから離れているが、その優しさに感謝を述べたい。
アーリアは大きな喜びを持ってイランのためにプレーするだろうが、しかしそれには市民権の問題が関わってくる。チーム・メッリ(イラン代表チームの愛称)でプレーすると決断すれば、彼は日本国籍を放棄しなくてはならないのだ。
しかしながら、私たちはこの問題について調査を進めている。これらを解決することが出来るように望んでいる。
(彼はペルシャ語を話せる?)
アーリアはそんなにペルシャ語は上手くないね。平易な単語や慣用句をいくつか知っているだけだ。かといって英語もそれほど素晴らしくはないな。ただ、彼は勉強しているよ」