1月29日、レキップ紙は「イタリア・セリエAのACミランは、公式チャンネルでモロッコ代表FWアデル・ターラブの獲得に近いことを発表した」と報じた。本日メディカルチェックが行われ、通過次第正式な契約が結ばれるとのこと。

契約は保有権を持つQPRから6ヶ月間のレンタルとなり、シーズン終了後に700万ユーロを支払うことで完全移籍に切り替えられるオプションが付随するという。

この交渉はもともとフルアムが守備の補強を行いたいとの理由からミランに接触してきたことがきっかけで進んだ話であると、ヴィンツェンツォ・モラービト代理人がコメントを出しており、DFクリスティアン・ザッカルドが代わりに退団する可能性が示唆されている。

アデル・ターラブは1989年生まれの24歳。2007年にトッテナムに加入し、圧倒的な鋭さを持つドリブルを見せて多くの期待を集めたモロッコ代表FW。2009年にQPRに移籍したものの、クラブが2部に降格したため今季はフラムに貸し出されていた。

ただし、彼は現代サッカー界でも指折りの問題児でもあり、尊大な物言いから監督と頻繁に確執を起こすことでも知られている。

同じくトラブルメーカーとして有名なイタリア代表FWマリオ・バロテッリと同僚になることは、別の意味でも注目を集めることになりそうだが……

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