5月18日、『Skysports』は「イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティは、イングランド代表DFマイカ・リチャーズ、同代表MFジャック・ロドウェル、スコット・シンクレアを放出する」と報じた。

契約が今季末で終了する元イングランド代表MFギャレス・バリー、元イングランド代表DFジョレオン・レスコットを合わせると、5名のイングランド人選手が退団することとなる。

イングランド・プレミアリーグで課せられているホームグロウン制度(ファーストチームの登録メンバー25名のうち、最低8名が3年以上国内で過ごしていることが求められる)に関して、今後如何なる対策がとられるかが注目される。

マイカ・リチャーズは1988年生まれの25歳。マンチェスター・シティの下部組織出身で、2005-06シーズンにプロデビュー。その後若くしてレギュラーを獲得し、サイドバックとセンターバックで存在感を見せた。イングランド代表にも選出され、将来を嘱望される存在だったが、ここ2年間はパブロ・サバレタとの争いに敗れ出番を失っており、今季に至っては怪我もありリーグ戦でわずか2試合しか出場していない。

以前から彼の放出についてはメディアで報じられており、移籍先についてはアーセナルなどがその候補となると言われている。

なお、シティはリチャーズを放出する代わりにアーセナルからバカリ・サニャを獲得するのではないかとのことで、実現すればお互いにフリーで選手を交換する形となる。

ジャック・ロドウェルはエヴァートンの下部組織出身で、イングランドの各年代で選抜されてきたエリートの一人。しかし彼も、怪我に悩まされたこともあって今季はわずか4試合の出場となった。契約は残っているものの、他のチームにローンで放出する方針を固めたという。

昨年WBAにレンタルされていたスコット・シンクレアについては、この夏にシティに帰ってくることが決定している。彼についてもシティは戦力としては考えておらず、契約の解除に動く可能性が示唆されている。

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