サッカー市場としても注目されている東南アジアから、悲痛なニュースが届いた。
悲劇が起きたのはインドネシアの1部リーグ「プレミアリーグ」に所属するペルシラハとPSAPシグリの試合だ。
ペルシラハのFWアキル・ファイルースは、相手GKが弾いたボールに反応。ここで両者が接触したのだが、その際、相手GKのキックがファイルースの腹部を直撃しピッチに倒れ込むシーンがあった。
ファイルースは途中交代したが、痛みを訴えつつも試合を観戦したという。
しかし、試合後に容態が急変する。ファイルースは病院へと運ばれ、診察の結果、膀胱に穴が見つかり試合の数日後亡くなったと伝えられている。
サッカーでの死者といえば、発作系の症状が多い。しかし、かつてガンバ大阪に所属していた本並健治が腎臓破裂で選手生命の危機を彷徨ったように、身体接触でも危険な状態になることはある。
足の裏を使ったプレーの危険性を改めて再確認する事例だと言えよう。