来季のフットボールリーグ・チャンピオンシップ(英2部)昇格を懸けた最後の戦いがこのほどウェンブリーで行われた。

すでにリーグ1位のウォルヴァーハンプトンと2位のブレントフォードの昇格は決定済。 残す1枠を3~6位が争うプレーオフの決勝戦はレイトン・オリエント(3位)とロザラム・ユナイテッド(4位)の顔合わせとなった。

昇格を懸けた決戦はレイトン・オリエントが前半に2点のリードを奪う展開。迎えた後半、ロザラムはFWアレックス・ラヴェルのゴールで1点差に迫ると、その5分後には…

実況もクール!

こぼれ球を拾ったラヴェルが思い切って右足を振り抜くと、ボールは相手GKが懸命に伸ばした手をすり抜けてゴールイン!35メートル以上はあろうかという距離から決まったこのスーパーボレーで同点となった試合は延長戦でも決着が付かずにPK戦へと突入。

延長戦で負傷したラヴェルはPK戦のキッカーに立つことはなかったが、チームは4-3でPK戦に勝利し、2部昇格を掴みとってみせた。 ロザラムはこれで2シーズン続けての昇格となった。(4部→3部→2部)

これがウェンブリーでの初の指揮となったロザラムのスティーヴ・エヴァンス監督は「 (リードされて迎えたハーフタイムに)選手たち、そしてその家族にとって(昇格が)意味するものについて話した。 君たちは欲望、ファイト、そしてハングリーさを持たなくてはならないと」と述べて、意地をみせろと喝を入れたことを明かしつつ、「スペシャルだった」とその喜びを語った。

【↓疾走しているのがエヴァンス監督】

ちなみに、『BBC』が伝えたところによれば、イングランド人審判のハワード・ウェブ氏は大のロザラムファン。8歳の頃に初めて同チームの試合をスタジアム観戦したそうで、2部昇格をなんとしても願っていると語っていたとか。

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