PSGのスウェーデン代表FW、ズラタン・イブラヒモヴィッチは代表チームの将来を憂いている。

2002年と2006年はワールドカップに出場しベスト16の成績を残したスウェーデンだが、2010年も今年もワールドカップの出場権を逃している。長年エースとしてチームを引っ張ってきたイブラヒモヴィッチはブラジル大会の出場権を逃した原因を若手の台頭が無い事に問題があると考えているようだ。『Eurosport』で以下のように語っている。

「メッシは16歳でバルセロナのファーストチームでプレーした。なぜ若いスウェーデン人選手はスウェーデンリーグのファーストチームでプレーしていないのさ。マルメだけだよ、若手をプレーさせているのは。他のチームもマルメの真似をするべきだ」

また、イブラヒモヴィッチはマンチェスター・シティのヨン・グイデッティのケースについても怒りを覚えているようだ。グイデッティは16歳のマンチェスター・シティへ移籍し、その後20歳の時にローン加入したフェイエノールトで20ゴールを奪う活躍を見せたが、シティに復帰して以降は負傷もあって出場機会をほとんど得られていない。

「スウェーデン?凄く心配しているよ!ヨン・グイデッティについて話しているけど、今年彼はどれだけの試合プレーしたんだい?」

32歳となったイブラヒモヴィッチ。彼の実力や熱意を持ってすれば4年後も代表レベルでプレーする事も可能だが、ワールドカップに出場し勝ち進むにはチームメイトの力が必要なのは明らか。「サッカーは1人でやるものではない」ということは、イブラヒモヴィッチ本人が最も痛感しておりクラブや代表で常に求めてきた事である。

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