来季、リヴァプールが久々にチャンピオンズリーグの舞台へ戻ってくる。心待ちにしていたファンも多いだろう。プレミアリーグとチャンピオンズリーグの舞台の「二足のわらじ」を闘い抜くために指揮官のブレンダン・ロジャーズは戦力の拡充を目指しているが、『Daily Star』は5人の選手を総額8000万ポンド(約136億円)で狙っていると報じている。
アルベルト・モレノ
所属:セビージャ
国籍:スペイン
年齢:
セビージャのレフトバックは今季素晴らしいシーズンを送った選手の1人だ。クラブのヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献しており、ワールドカップのスペイン代表候補としてビセンテ・デル・ボスケ監督からの招集を受けている。
21歳のモレノを獲得すれば長期的な視野で見て同胞のホセ・エンリケの後釜となることが可能であり、昨季左サイドバックを務めたジョン・フラナガンを本職の右サイドへと戻す事が可能になるため、リヴァプールにとって大きな補強となるだろう。
デヤン・ロヴレン
所属: サウサンプトン
国籍: クロアチア
年齢: 24歳
昨季プレミアリーグで躍進したサウサンプトン。クロアチア代表のロヴレンはチームに欠かせぬ存在であり、ロヴレンはプレミアリーグのデビューシーズンを素晴らしい形で終えたと言える。
昨季のリヴァプールは守備の固いチームであったが、マルティン・シュクルテルの相方を務めたママドゥ・サコ、コロ・トゥレ、ダニエル・アッガーの3名は一長一短だった。指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノがトッテナムへとステップアップしたように、ロヴレンも1年でステップアップする可能性が高い。
アダム・ララーナ
所属: サウサンプトン
国籍: イングランド
年齢: 26歳
代表監督のロイ・ホジソンから発表されたワールドカップメンバーに入ったララナ。周知のとおりリヴァプールのブレンダン・ロジャーズ監が強く獲得を望んでおり、将来的にはスティーヴン・ジェラードの後継者となる事を期待されている。
ララナ本人もチャンピオンズリーグでプレーする希望を持っていることはリヴァプールにとって有利な状況であり、サウサンプトンは2500万ポンド(約43億円)を移籍金として要求しているようだが、選手本人の気持ち次第では移籍金の引き下げもあり得るだろう。
エムレ・ジャン
所属: レヴァークーゼン
国籍: ドイツ
年齢: 20歳
ロジャーズがU-21ドイツ代表のジャンに興味を抱いているのは周知の事実だ。才能あるヤングスターの1人であるジャンは欧州で最も注目されているホットな選手であり、若手を獲得するというロジャーズの方針に沿った選手といえるだろう。
1000万ポンド(約17億円)と評価されていてるジャンは昨年の夏にユース時代を過ごしたバイエルンからレヴァークーゼンへと移籍した。昨季は全コンペティションを通じて39試合に出場し、クラブのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献している。
ジェルダン・シャキリ
所属: バイエルン
国籍: スイス
年齢: 22歳
昨季のリヴァプールはルイス・スアレスとダニエル・スタリッジの”SAS”が大爆発したが、彼らとフィリペ・コウチーニョ、ラヒーム・スターリング以外に頼れるアタッカーがおらず、攻撃陣の層が薄かったのは否めなかった。今夏ロジャーズがアタッカーの獲得を目指すのは間違いなく、バイエルンのシャキリはトップターゲットの1人だ。
ジャン同様、スイス代表のシャキリも1000万ポンド(約17億円)と評価されているが、バイエルンに加入して以降は出場機会を得るのに苦しんでいる。ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼が高いわけではなく、昨季のブンデスリーガではわずか10試合の先発に終わったシャキリ。新しいチャレンジへ移る時かもしれない。