マンチェスター・ユナイテッドが総額2億ポンド(約340億円)で7人の選手の獲得を目指していると『Manchester Evening News』が報じている。

サー・アレックス・ファーガソン体制からデイヴィッド・モイーズ体制への移行に失敗したユナイテッド。チャンピオンズリーグ出場権を失ったクラブはオランダ代表監督のルイス・ファン・ハールを招聘して来季の巻き返しを目指している。

守備陣の再構築は?

既にクラブはリオ・ファーディナンドとネマニャ・ヴィディッチの退団が確定。ライアン・ギグスは引退し、コーチ業へと進む。パトリス・エヴラは契約を1年延長したが、まずは守備陣を再構築することが課題といっていいかもしれない。

ドルトムントのマッツ・フメルスはユナイテッドのトップターゲットと騒がれている選手だ。ファーガソンもモイーズも度々スカウトを送り込むなど長期にわたってチェックされている。ドルトムントは既にエースのロベルト・レヴァンドフスキのバイエルン移籍が決定しており、他の選手も将来を見すえた動きに移る可能性がある。

フメルスは欧州サッカー界で最高のセンターバックの1人と考えられており、まだ25歳と若い事から、長きにわたって将来を託すことのできる選手となるはずだ。ドルトムントは契約が2017年まで残っている事から売却に焦っていないといわれているが、ユナイテッドの攻勢は夏に向けて強まっていくだろう。

フェイエノールトのブルーノ・マルティンス・インディもユナイテッド移籍の噂が浮上しているDFだ。マルティンス・インディはファン・ハールの評価が高く、ワールドカップの代表候補として招集されている。22歳のマルティンス・インディはセンターバックとしてもサイドバックとしてもプレーすることができるマルチロールな才能が売りである。マルティンス・インディはフェイエノールトで4シーズンにわたって活躍。今、飛躍の時を迎えていると言えるだろう。