アトレティコ・マドリーの躍進を支えたブラジル人DF、ミランダもユナイテッドのターゲットの1人。ミランダの契約にはには3000万ユーロ(約42億円)の売却条項が存在しているが、29歳のDFの獲得を決めるため最高経営責任者のエド・ウッドワードが3000万ユーロのオファーを提示するとも噂されている。

ミランダにはアトレティコと同じリーガ・エスパニョーラのバルセロナも興味を持っていると噂されている。バルセロナはカルレス・プジョルがクラブを去るため、センターバックの補強が課題となっているからだ。しかし、既にミランダは子供の通う学校をマンチェスター地域で探しているという情報もあり、4年契約で個人条件に合意したともいわれている。

サウサンプトンのルーク・ショウはユナイテッドファンが最も獲得を希望する選手ではないだろうか。18歳でイングランド代表を務めるショウは今最も将来を嘱望されているイングランド人プレーヤーといえるだろう。ユナイテッドがエヴラと契約を延長するまでは「理想的な後継者」としてもてはやされてきたが、クラブとエヴラが1年の契約延長を行ったことは気になる話だ。また、既に指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノがトッテナムへ去っていることや、アダム・ララナ、デヤン・ロヴレン、リッキー・ランバート、ナサニエル・クラインらに移籍の可能性がある事もショウのユナイテッド移籍を妨げる要因となるかもしれない。

中盤の補強も急務

32歳のマイケル・キャリックは既に下降線を辿る年齢であり、トム・クレバリー、アンデルソンらは成長をみせることができなかった。ダレン・フレッチャーは病気に苦しみ、マルアヌ・フェライニは期待はずれ。ユナイテッドが中盤に問題を抱えているのは間違いない。

昨年の夏も多くの選手にユナイテッド加入の噂が流れたが、その中で最も取り上げられた選手の1人が最終的にPSVからローマへと移籍したケヴィン・ストロートマンだ。24歳のストロートマンはローマに加入するとすぐにチームにフィット。チームの司令塔として欠かせない選手となったが、膝を負傷してしまい長期離脱に追い込まれている。この負傷によりオランダ代表の主力としてプレーしてきたにも関わらずワールドカップも棒に振ることとなったが、主力に抜擢したのはファン・ハール。ローマの司令塔のユナイテッド移籍を望んでもおかしくはない。